犬アンチノール肝臓が悪くなる

いつもお世話になっている獣医師からアンチノールを勧められたが「犬アンチノールは肝臓が悪い」という口コミもある。
さてさて、歳のせいか?最近は特に元気のなくなってきたうちのワンちゃんに与えてよいものかどうか?
少し心配になりますよね。

そこで、犬アンチノールが肝臓が悪くなるという口コミが本当かどうか?一緒に考えてみましょう。

犬アンチノールに多く配合されている脂肪酸が肝臓を悪くする?


アンチノールに配合されている主要成分は、PCSO-524という91種類にも及ぶ脂肪酸を含む脂質の集合体です。
このオメガ-3脂肪酸のEPAやDHAをはじめ、希少なフラン脂肪酸などの豊富な種類の脂肪酸が含まれています。
脂肪酸で注意しなければいけないのは、過剰摂取です。
脂肪酸を過剰摂取すると、肥満や心血管疾患のリスクを増加させる可能性があります。
このあたりが「犬アンチノールは肝臓が悪い」という口コミがある理由だと思います。

サプリやお薬は用法・用量をきちんと守らなければ逆効果になるのは犬でも人間でも同じです。

ただ人間と犬で大きく異なるのは、その身体の大きさのばらつきです。
体重2~3kgのチワワのような小型犬もいれば、体重30kgにもなるリトリバーなどの大型犬もいます。
犬の身体の大きさによって、与えるアンチノールの用量も大きく変わってきます。

このあたりの見極めができていない飼い主さんが、アンチノールを与えすぎの過剰摂取で肝臓を悪くしたワンちゃんがいたのかもしれません。

「アンチノールを与えたら元気になったからもっと飲ませよう」は厳禁

アンチノールをしばらく与え続けていると、以前よりも元気になるワンちゃんはたくさんいます。

【アンチノールで元気にな田ワンちゃん】

しかし、これを経験した飼い主さんほど気を付けて欲しいのがアンチノールの与えすぎです。

アンチノール委の平均用量は
体重10kg未満の小型犬
最初の2週間 毎日2粒
3週間目降  毎日1粒

体重10kg~20kg以上
最初の2週間 毎日4粒
3週間目降  毎日2粒

でも、これって結構大雑把ですよね。
特に超小型犬のチワワなんか体重2kg以下の子もいるくらいです。

このあたりは飼い主さんで適宜調節して与えるべきだと思います。

アンチノールを食べるのを嫌うからきっとなにか悪いものが配合されている?

実はアンチノールで苦労することがあるのがその与え方なんです。
あまりアンチノールを気にしないワンちゃんも多いのですが、神経質なワンちゃんほどアンチノールを食べません。
多く飼い主さんはあの手この手を駆使してアンチノールの与え方を試行錯誤しています。

【アンチノールの飲ませ方に苦労する飼い主さん】



食事に混ぜたアンチノールだけをきれいに残す子もいます。

【アンチノールを残すワンちゃん】



そんなアンチノールを極度に嫌う犬の飼い主さんは
これだけアンチノールを嫌うんだから、きっとなにか身体に悪いものでも入っているんじゃないの?
なんてい疑ってしまうのかもしれません。

アンチノールの主成分である脂肪酸の原材料は、モエギイガイという貝なんです。
日頃から慣れ親しんでいるお肉とはまったく大きく異なるので、そのニオイや味に違和感を覚えるワンちゃんも正直います。

用法・用量をきちんと守れば犬アンチノール肝臓が悪くなることはない

結論から言えば、きちんと用法・用量さえ守れば犬アンチノールで肝臓が悪くなることはありません。
なにより、これだけ全国の獣医師さんが推奨していおるくらいですから安心して大丈夫です。

犬アンチノールの主成分である脂肪酸とは?

アンチノール 脂肪酸

アンチノールの主成分である脂肪酸は、多くの生体機能に必要不可欠な成分です。
これは犬でも人間でも同じです。
脂肪酸の主な役割としては、
①細胞膜の構成成分としての機能
②エネルギー源
としての機能があります。

また、脳の発達や免疫機能の維持などにも重要な役割を果たしています。

脂肪酸は
①ドッグフードなどの食物から摂取される場合
②体内で合成される場合
があります。
ドッグフードなど食べ物から摂取される脂肪酸には、
・飽和脂肪酸
・不飽和脂肪酸
の2つの種類があります。

飽和脂肪酸

飽和脂肪酸は、炭素鎖に二重結合を持たず飽和している脂肪酸です。
主に動物性の食品に含まれます。

不飽和脂肪酸

不飽和脂肪酸は、炭素鎖に一つ以上の二重結合を持つ脂肪酸です。
植物性の食べ物に多く含まれます。

また、必須脂肪酸と非必須脂肪酸の2つのグループに分類することもできます。必須脂肪酸は、人間の体内で合成されないため、食品から摂取する必要があります。主にオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸が該当し、魚や植物油に多く含まれます。一方、非必須脂肪酸は、人間の体内で合成されるため、食品から摂取する必要はありません。

過剰な脂肪酸摂取は、肥満や心血管疾患のリスクを増加させる可能性があるため、適切な量の摂取が重要です。